続けると決めた後に、何度も迷ってしまう理由

思考

創作活動をしていると、
気分が乗り、楽しくて、どんどんアイデアが湧いてくる瞬間がある。
時間を忘れて没頭し、「これを一生続けていきたい」と思えるような感覚だ。

その勢いのまま進み、
この先にある発見や成長を楽しみにしながら、前向きに続けていければ理想的だ。

けれど、ふと立ち止まった瞬間、
急に不安が顔を出すことがある。

このままでいいのだろうか。
今のやり方に意味はあるのだろうか。
方向性は間違っていないのか。
もっと良い方法が、後から見つかるのではないか。

そんな疑問が頭を埋め尽くす。


迷いは、突然やってくる

不安を解消しようとして、調べる。
人のやり方を見る。
成功した人の言葉を探す。

そのうち、
最初に「これでいこう」と決めた心の軸が、少しずつ揺らぎ始める。

別の方法を試したり、
方向を変えようとしたり、
気づけば手が止まり、何もできなくなってしまう。

こうしてモチベーションが下がり、
最悪の場合、そのまま離れてしまう。

そんな経験は、決して珍しくない。


なぜ、迷いは生まれるのか

迷いが生まれるのは、
意志が弱いからでも、才能がないからでもない。

理由はもっと単純だ。

経験と知識が増えているから。

始める前は、
想像や断片的な知識をもとに、
「きっとこうなるだろう」という疑似体験の中で考えている。

しかし実際に手を動かし、試行錯誤を重ねていくと、
その想像はすぐに現実に追い越される。

そして、
想定していなかった、見えない領域に足を踏み入れる。

ここから先は、
判断基準も、正解も見えない。

だから迷う。


壁の正体

多くの人がここで、
「向いていなかったのかもしれない」
「才能がなかったのかもしれない」
と考えてしまう。

でも、経験を重ねて分かったことがある。

その壁の手前こそが、本当のスタートラインだ。

答えが用意されているもの。
なぞれば到達できるもの。
それらは、誰にでもできる。

オリジナリティを出そうとした瞬間から、
答えは消える。

分からないまま進み、
自分で見つけ、
自分で選び取るしかなくなる。


続けられる人の共通点

迷い、苦しみ、立ち止まりながらも、
それでも続けている人がいる。

その理由はシンプルだ。

本当に好きだから。

これだけ苦しくても、
考えてしまう。
手放そうとしても、また戻ってきてしまう。

それは才能の証明ではなく、
「好きであること」の証明だ。


離れることも、前進になる

締め切りの緊張感や焦りは、
自分を進める力になる。

だが、
メンタルが削られ、
過度なストレスになっているなら、
一度離れることも必要だ。

完全に休み、
別の楽しいことをする。

そして、
「またやりたい」
「次はこうしてみたい」
という気持ちが自然に湧いてきたら、再スタートすればいい。

そのとき、
以前とは違う視点や気づきが、
きっと手の中に残っている。


迷うということは、進んでいるということ

続けることは、簡単ではない。
想像以上に難しい。

だからこそ、
迷い続けている人は、
すでに前に進んでいる。

答えは用意されていない。
対処法も、人それぞれだ。

自分なりのやり方を磨きながら、
その都度、乗り越えていくしかない。

それでも続けてしまうのなら、
それはもう、立派な理由だ。

塔野ミノル

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