正直に書くと、
自分の音楽は、いわゆる「売れている」とは言えない。
活動を始めて約5年。
作った楽曲は150曲以上。
それでも、これまでの音楽収益は合計で5万円ほど。
月に換算すれば、800円にも満たない。
数字だけを見れば、
続ける理由がないと言われても仕方がない状況だ。
それでも私は、
今日も変わらず音楽を作っている。
売れるために、やれることは一通りやってきた
最初から、
趣味として割り切っていたわけではない。
DTMの知識を学び、
音源を整え、
配信サービスに登録し、
審査に落ちては修正し、
トラブルがあれば対応してきた。
曲数を増やし、
定期的にリリースし、
目標を立てては達成し、
また次を目指す。
やれることは、
その時々で本気でやってきたと思う。
それでも、結果は思うように出なかった
努力が足りなかったのか。
センスがなかったのか。
やり方が間違っていたのか。
答えは、
おそらくそのすべてだろう。
世の中には、
自分より才能があり、
戦略的で、
努力も続けられる人が無数にいる。
その現実は、
何年続けても変わらなかった。
収益を追うほど、音楽が苦しくなった
ある時期から、
「どうすれば伸びるか」
「どんな曲が再生されるか」
そんなことばかり考えるようになった。
流行に寄せ、
数字を意識し、
評価されそうな方向を探る。
すると、
作ること自体が重くなっていった。
ワクワクするはずの時間が、
義務のように感じられる瞬間が増えていった。
自分が一番夢中になれる場所を、正直に選んだ
悩んだ末に、
一つの結論にたどり着いた。
自分が本当に夢中になれるのは、
「売れる音楽」ではなく、
自己表現としての音楽だった。
評価や数字から離れた時、
音を重ね、
世界観を作り、
形にしていく時間が、
一番自然だった。
収益と創作を、切り分けるという選択
それ以来、
音楽に収益を求めることを、
少しずつ手放していった。
生活やお金の問題は、
別の場所で考える。
音楽は、
自分が納得する表現に振り切る。
その割り切りは、
逃げではなく、
自分を守るための選択だった。
売れなくても、続けてしまう理由
売れない現実は、
今も変わっていない。
それでも続けてしまうのは、
音楽を作っている時だけ、
自分が自分でいられる感覚があるからだ。
結果が出なくても、
誰にも評価されなくても、
作っている時間そのものが、
確かな手応えとして残る。
まとめ:続ける理由は、外にはなかった
続ける理由は、
数字や評価の外にあった。
売れるかどうかよりも、
作らずにはいられないかどうか。
その基準で見たとき、
自分にとって音楽は、
今も外せない場所にある。
これからも、
大きく売れることはないかもしれない。
それでも、
納得できる形で作り続けていく。
それが、
今の自分にとって、
一番正直な選択だと思っている。

中学生の時に親に買ってもらったCD900。15年以上経った今でも良い音を出してくれています。
塔野ミノル


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