ギターのミニ練習を続けて実感した、小さな積み重ねの大きな力

経験・思考

ギターは、自分にとって特別な存在だ。

趣味として始めたものだけれど、これまでたくさんの曲を作り、色々なことに挑戦してきた。

気づけば仕事につながることもあり、自分の中では趣味という言葉だけでは表せないくらい大切なものになっている。

ギターを手に取ると、不思議なくらい時間を忘れる。

いつものフレーズを弾いたり、コードを鳴らしたりしているだけなのに、気づけば一時間くらい経っていることも珍しくない。

それくらい夢中になれる、大好きな趣味だ。


忙しくなると、好きなことほど遠ざかる

でも、仕事が忙しくなると話は変わる。

帰宅した頃には疲れ切っていて、ご飯を食べて寝るだけ。

「今日はギターを弾こう」

そう思っていても、気力が残っていない。

そんな日が続くと、気づけば二週間くらいケースを開けていないこともあった。


久しぶりに弾く日は少し不安になる

久しぶりにギターを構えると、

「ちゃんと弾けるかな」

「フレーズを忘れていないかな」

そんな不安が頭をよぎる。

でも、人の体って本当にすごい。

二週間、一か月くらいなら、思っていたより体が覚えている。

左手の動きは意外と残っていて、少し弾けば感覚は戻ってくる。

一方で、自分の場合は右手の方が鈍りやすい。

ピッキングが空振りしたり、思うように弦へ当たらなかったり。

それでも一日しっかり弾けば、だいたい元の感覚に戻る。

積み重ねたものは、そう簡単には消えないんだと実感した。


新しい技術だけは違った

ただ、上達を目指す練習は別だった。

滑らかな指の動き。

手元を見なくても安定して弾ける感覚。

こういう新しい技術は、間が空くとなかなか前へ進まない。

同じ場所を何度も行き来しているような感覚になる。

だから考えた。

「どうすれば無理なく続けられるんだろう。」


気軽に触れられる環境を作った

そこで、自分は練習用に中古のギターを一本迎えた。

お気に入りのギターは湿度管理をしながら大切に保管して、

レコーディングやスタジオなど、本番に近い場面で使う。

一方で、練習用のギターはいつでも手に取れる場所へ置いておく。

リビングのソファの近く。

ベッドの横。

「弾こう」と思った瞬間に手が届く環境を作った。

これだけでも、驚くほどギターに触れる回数が増えた。


気軽さは、想像以上に大切だった

もちろん、値段に関係なくギターはどれも大切にしている。

でも、高価な一本はどうしても気を遣う。

傷や転倒が気になって、ケースへ戻してしまうこともある。

その点、練習用のギターは気軽に持ち運べる。

ちょっとした空き時間でも、

「少しだけ弾こうかな」

と思える。

その心理的なハードルの低さは、自分にはとても大きかった。


練習は長くなくていい

毎日、一時間も二時間も練習するわけじゃない。

YouTubeの練習フレーズや、自分で作った基礎練習を数十分。

疲れている日は、もっと短くてもいい。

集中できる日は少しだけ頑張る。

気分が乗らない日は軽く復習して終わる。

無理はしない。

でも、なるべく間を空けない。

そのことだけは意識して続けている。


少しずつ体が変わっていく

続けていると、小さな変化が見えてくる。

ぎこちなかった指の動きが少し滑らかになる。

昨日より少しだけ速く弾ける。

余裕が生まれたぶん、音にも意識を向けられるようになる。

派手な変化ではない。

でも、その積み重ねが確実に自信につながっていった。


小さな積み重ねは裏切らない

以前は、

「時間がある日にまとめて練習しよう」

と思っていた。

でも実際には、その”時間がある日”は思っているほど来ない。

だから今は考え方を変えた。

数十分でもいい。

毎日、あるいは二日に一回でもいい。

その方が、結果的には上達している実感があった。


ギター以外にも当てはまる気がする

この経験は、ギターだけの話じゃないと思う。

勉強も。

運動も。

文章を書くことも。

少しずつでも続けていると、気づかないうちに積み重なっている。

逆に、一度に頑張ろうとすると続かないことも多い。


結論

上達するために必要なのは、

気合いよりも、続けられる仕組みなのかもしれない。

少しだけでも触れる。

少しだけでも前へ進む。

その積み重ねは、自分が思っている以上に大きな力になる。


最後に

忙しい毎日の中では、まとまった時間を作るのは簡単じゃない。

だからこそ、

「少しだけ続ける」

という考え方を大切にしたい。

たとえ一日数十分でも、

その積み重ねは、少しずつ自分を前へ運んでくれる。

ギターを通して実感したこの感覚は、

これからも音楽だけじゃなく、仕事や趣味、人生の色々な場面で活かしていきたいと思っている。

毎日勉強、毎日練習、等、凄く頑張らないといけないと思って始めても、現実の色々な忙しさにすぐ遮られて、続かなくなってしまう。

無理に続けても、しんどくなったり、続ける事が目標になって、思考停止でこなすだけになってしまう事がある。

それなら、短い時間で、気軽に、リラックスした状態で考えながら続けたほうが、積み重ねていく上では効果的で、続きやすいんじゃないかと思ってやってみる。

やってみて思ったのは、やはり、再開しやすい、始めやすい、という事が非常に大切だという事がわかった。

いつでもできると認識できれば、日頃頭に浮かぶアイディアや、方向性が見えやすくなって、ちょっとの練習時間で、思いついていた事を日々試しやすくなる。どこに力を注いでいけばいいか、見えやすくなる気がする。

そして、積み重ねが進んだ時に、明らかに、良い変化を感じ取る事ができた。

だから、ガツガツと毎日時間を掛けて続けるよりも、リラックスして、軽くやる程度にして、気が付いたら夢中になっていたり、そうならなかったりを繰り返して積み重ねていく事が一番いいんじゃないかと、自身は感じた。

続けられなくて、自己嫌悪に陥ったり、続ける事ができる人しか、そのものに関われないと言った、マイナスな感情が出てしまう原因になるくらいなら、気軽に短く続けて、長い目で関わるというのも、一つの続けるための方法だと気が付いた。

塔野ミノル

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