なぜ、他の表現方法ではなく、音楽を選ぶのか

思考

自分の感性や、心の中にある思いを表現したいと思ったとき、
方法はいくらでもある。
言葉、写真、絵、映像、ダンス。
表現の選択肢は無数に存在している。

それでも私は、
その中から 音楽という表現方法を選び続けている。

理由は単純だ。
自分の中にある世界観や空気感を、最も自然に形にできるのが音楽だからである。


音楽は、イメージを壊さずに外へ出せる

例えば、言葉で表現しようとすると、
頭の中に浮かんだイメージは、
どうしても整理され、まとめられてしまう。

抽象的な感覚を言語化する過程で、
余韻や曖昧さが削ぎ落とされ、
本来持っていた空気感が薄れてしまうことが多い。

文章量は増え、
読み返したときに
「これは本当に出し切れているのだろうか」
と感じることも少なくなかった。

文章を書くことが嫌いなわけではない。
ただ、自分が思い描いたイメージを、
今の文章力で完全に外へ出すには、
まだ時間と経験が必要だと感じている。


経験が積み重なっている表現方法

一方で音楽は、
これまで最も多くの時間を費やしてきた表現方法だ。

ギターを始め、
さまざまな楽器に触れ、
演奏を楽しみ、
バンド活動を経験し、
音作りやパフォーマンスについて考えてきた。

アマチュアではあるが、
振り返ってみると、
他の表現方法と比べて、
経験と感覚が最も蓄積されているのが音楽だった。


音楽は「出し切れる」感覚がある

自分の中にある感情や世界観を、
どうすれば外に出せるか。

その問いに対して、
音楽はいつも一番しっくりくる答えを返してくれる。

音の重なりや間、
強弱やテンポの揺れ。
言葉にしなくても、
感覚のままに置いておける余白がある。

だからこそ、
「まだ足りない」という感覚よりも、
「今はここまで出せた」という納得感が残る。


音楽を軸に、表現は広がっていく

もちろん、
音楽だけが唯一の表現方法だとは思っていない。

文章も好きだし、
写真を撮ることも好きだ。
他の表現方法にも、
それぞれに魅力がある。

今は音楽を軸にしながら、
他の表現のスキルや経験を少しずつ積み重ねている。

自由度が高まったとき、
それらを組み合わせることで、
より立体的な表現ができるようになるかもしれない。


まとめ:今の自分にとって、一番正直な選択

なぜ、他の表現方法ではなく音楽なのか。

それは、
今の自分が、最も正直に世界と向き合える手段が音楽だからだ。

向いているかどうか、
才能があるかどうかよりも、
「自然に続けられるかどうか」。

その基準で選び続けた結果、
今も音楽の前に立ち、
試し、迷い、楽しみながら続けている。

これから先、
表現の形は変わるかもしれない。
けれど少なくとも今は、
音楽という方法で、
自分の内側と向き合い続けていきたいと思っている。

吸い込まれるような青い世界。日常が頭から消え、その場その時間に溶け込んでいく。

塔野ミノル

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